日本酒の魅力は、ひとによってさまざまだと思いますが、私は以下の3つだと思います。
- 味わいの幅広さ
- 温度による味の変化
- 季節による味の変化
味わいの幅広さ
同じ蔵でも、造り方や原料となる米、米麹でまるで違う味わいになります。
- 吟醸酒
- 純米酒
- 本醸造酒
- 普通酒
これらは造り方の違いですが、同じ吟醸酒でも米や米麹が異なれば、まるで違う酒ができます。
温度による味の変化
冷蔵庫で冷やしても、常温でも、あたためてお燗でも飲める。これが日本酒最大の魅力ではないでしょうか。冷やして飲めばすっきりと、常温なら米の香りや旨味が感じられ、お燗酒なら更に旨味を引き出すことができます。
季節による味の変化
日本酒は寒い冬に造られ、通常二度の火入れ(加熱処理)が行われますが、以下のように火入れをしない、もしくは一度しかしない種類があります。
- 生酒(火入れなし) 長期間貯蔵せず、フレッシュな味わい。「しぼりたて」「新酒」と呼ばれる。
- 生貯蔵酒(貯蔵前の火入れをせず、夏ごろに出荷される)生酒に近いフレッシュな味わい。「夏酒」と呼ばれる
- 生詰酒(貯蔵前の火入れのみ行い、秋ごろ出荷される)低温でじっくりと熟成させ、まろやかな味わい。「ひやおろし」と呼ばれる。
同じ蔵の同じ銘柄でも、出荷されるタイミングで味わいがことなることを覚えておくと、季節を感じられておもしろいと思います。
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